評判のVWO・EEMのような新興国インデックスETFはおすすめなのかを分析!構成国が既に成長力を失っている国ばかり?

評判のVWO・EEMのような新興国インデックスETFはおすすめなのかを分析する

皆さんこんにちは!ワタルです!

今回は新興国ETFで何かと話題のVWOとEEMについて、新興国の投資をするにあたっておすすめのETFといえるのかを分析していきたいと思います。

VWO (バンガード社運用のインデックス型ETF)

正式名称はバンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETFです。VはVanguardなんですけど、WとOはどこから出てきたのか不明ですね。

VWOが連動しているインデックス

ETFということは何かしらの指数に連動することを目指しているのですが、VWOが連動を目指している指数(インデックス)は FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)・インデックスです。

この指数は全世界の新興国市場の時価総額加重平均指数となります。日経平均のように時価総額に応じて組み入れ比率を調整している指数ということですね。

構成銘柄はなんと4,037銘柄と膨大な数になっています。

この為、VWOはインデックス・サンプリング法という手法を用いて指数を完全に模倣せず、連動対象指標のPERや、PBR、ROE等の指標を合致させるように銘柄を抽出(サンプリング)し、指数に連動するようにETFを組成しています。

実際のVWOと指数の指標は以下のようになっています。

VWOと指数の指標

VWOのリターンと手数料

ではVWOのリターンはどうなっているのでしょうか?以下をご覧ください!

VWOのリターンと手数料

エマージング・マーケット・インデックスは時間によってVWOが連動するインデックスを変化させてきましたが、全て新興国の時価総額加重平均インデックスとなっています。

その為、現在のFTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)・インデックスと同等のものです。

インデックスとの連動は良好ですが、10年前のリーマンショック時に投資を行った人は、昨年度の上げでなんとか手数料込みでトントンになったのかなという感じですね。

いつマーケットに入るのが重要かということを再認識させられます。

そして手数料ですが、年間0.14%と非常に低い値に設定されております。大抵のインデックス連動ETFが大体年間0.5%という水準なので、非常に低い水準であることが分かりますね。

VWOの国別構成比率

VWOの国別の構成比率は以下のようになります。

VWOの国別構成比率

時価総額順になるので、中国が一番大きくなってしまいますね。この中で成長力が豊かといえるのは、インドとタイとメキシコくらいでしょうか。

中国は2000年代後半のリーマンショック以降積極的な財政刺激策を打ち、世界経済を下支えしてきましたが、その影響で過剰設備、過剰労働力、過剰債務という三つの過剰を抱え、これからの成長は減速が必至な状況となっています。

以下の記事で、新興国株式投資の魅力と今が新興国投資の好機であることを説明しました。 https://hedgefund-millionai...
こんにちは!ワタルです! 前回中国経済は崩壊間近?2018年からの暗い見通しー既に人口ボーナスは終了ーで中国の経済成長が鈍化していることに...

折角新興国の爆発的な成長の恩恵を享受するのであれば、このような成長力が低い新興国の割合が高いETFを購入するより、成長力が高い国を個別に組み入れてポートフォリオを組む方が有効であるといえます。

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VWOの構成銘柄

次は構成銘柄別ですが、以下のようになっています。

VWOの構成銘柄

中国系(中国・台湾)のテクニカル企業と金融企業で構成されています。正直全然PERが高めの企業が多いですね。

EEM (ブラックロック社運用のインデックス型ETF)

正式名称はi シェアーズ・MSCI・エマージング・マーケットETFです。運営企業はブラックロックで連動対象のインデックスはMSCI エマージング・マーケット・インデックスです。

EEMが連動しているインデックス

新興国銘柄としてはごく一般的なインデックスですね。私が為替トレーダー時代も新興国に資金が入っているかどうかは、このMSCI インデックスを見ていました。

これも新興国の大型、中型銘柄の時価総額加重平均インデックスです。先程のVWOがベンチマークとしている指標との大きな違いはMSCI インデックスは韓国を組み入れていることです。

EEMもサンプリング法を用いており、公表されている指標は以下のようになっています。

EEMサンプリング法

VWOに比べてPER面からは若干割安なるも、PBRは割高で割安度としてはトントン。

標準偏差が大きいので変動幅つまりリスクが若干高いといえますね。

EEMのリターンと手数料

以下がEEMのリターンとなります。

EEMのリターンと手数料

VWOより直近は良い成績を残してますが、10年レベルで見ると同じレベルですね。リーマンショック時に仕込んだ人は殆ど利益を得れていない状況はVWOと変わりません。

また直近良いからといって、それが続くとも限らないのでVWOと比較してどうかということは構成国と銘柄をみないと分かりませんので以下で紐解いていきます。

一方インデックスのMSCIとの乖離があることは若干きになります。著しく悪いわけではないですが、連動率が高いとは言えないので連動を目指す運用方針からすると腕が良くない印象です。

次に手数料ですが、年率0.69%となっており一般的なインデックス連動型の手数料とほぼ同水準になります。VWOが0.14%と非常に低い水準なことを考えると若干物足りないですね。

 

EEMの国別構成比率

以下はEEMの国別構成比率です。

EEMの国別構成比率

韓国が入ったことで更に東アジアの率が高まりましたね、中国韓国台湾で60%程を占めてしまいます。最早極東インデックスといってもおかしくないレベルですね。

その他にもロシアやブラジルといった成長力が現在では高いとはいえない国も多く組み込まれていしまっています。

成長著しいインドやフィリピン、当ブログで着目しているイラン等、の成長力の高い国のポーションがVWOより更に低く、新興国のダイナミックな成長を取り込めない構成となってしまっています。

EEMの構成銘柄

以下がEEMの構成銘柄上位10社です。

EEMの構成銘柄

上位10社の顔ぶれはサムスンが韓国銘柄として入ったくらいで、特にVWOと代り映えはしませんが、上位10銘柄の割合がVWOの18.9%と比べると25.98%と大分多くなっています。

標準偏差つまりリスクである変動幅がVWOに比べて高いことも頷けます。

まとめ

VWOとEEMで比べると、VWOの方が手数料が4分の1と安く、尚且つ連動を目指すインデックスに韓国が含まれていない分、成長鈍化が見込まれる東アジアのポーションが低くなっているので優れた新興国ETFであるといえる。

然し、時価総額順に組み入れとなるとBRICSや韓国、台湾といった既にある程度成長し、今後の成長力が乏しい銘柄に多くのポーションを割かれてしまうという難点がある。

本当に新興国の爆発的な成長を享受したいのであれば、個別の国に投資をするファンド並びにETFに投資をしてポートフォリオを組成すべきであると考える。

おすすめの国並びにETF・投資信託について以下にランキング形式で纏めていますので参考にしてみて下さい!

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