流行りのノーロード型の投資信託に騙されるな!ノーロード型のデメリットを詳しく解説する。

流行りのノーロード型の投資信託に騙されるな!ノーロード型の、デメリットを詳しく解説する。

こんにちは!

さて、日本では引続き、投資信託が流行っているみたいですね。

資産運用にあまり興味がないと言っていた友人が「投資信託だけは持っている」と言っていたので、どんなものを持っているのか聞いたところ、「ノーロード型だよ」という答えが返って来ました。

ノーロード、つまり購入手数料がゼロの投資信託ということです。

(直感的にどうせ大した投資信託ではないなと思いましたが、その場では、スルーしておきました。。。)

今日は、ノーロード型の投資信託とは一体何なのかなぜ流行っているのかどのようなメリットやデメリットがあるのかというところを詳しくみていきたいと思います。

ノーロード型の投資信託って何?

ノーロード投資信託とは、“購入手数料” がゼロ円の投資信託のことです。

Loadというのが投資信託等の購入手数料を意味しているので、これがない、つまり“No Load” ということですね。

そもそも投資信託には大きく分けて、三つの手数料があります。それは、

・買う時に一度だけかかる手数料 = 購入手数料

・持っている間毎年かかる手数料 = 信託報酬

・解約時に一度だけかかる手数料 = 解約時手数料

となっています。

このうちで、一番上の、買う時の手数料がかかりません、というのがノーロード型と呼ばれる投資信託なのです。

 

ノーロード型の投資信託はなぜ人気なの?

ノーロード型の投資信託は、はっきり言って相当人気があります。

ネットで調べてみても、ノーロードの投資信託だけを扱ったサイトなんていうのがたくさん出て来るくらいです。

参考:ノーロード投資信託徹底ガイド

銀行や証券会社でも、投資信託を探していると言うと、「コストをおさえたければノーロード型の投資信託もおすすめです…」と営業してくるのはもはやテンプレート。

日本人がこのノーロードという投資信託に飛びついてしまう理由は恐らく2つで、日本人は無料が好き、ということ。そして、そもそも金融のリテラシーが低いことでしょう。

日本人は無料好き

「ただより高いものはない」という格言も虚しく、実のところ、日本人は大の無料好きです。

初期手数料をゼロにする代わりに後から課金してくる携帯電話の契約形態は日本では大流行りしますし、風俗に行こうと思えば無料案内所を利用します。

日本人は、「最初の手数料がかからない」という言葉にすこぶる弱いのです。投資信託で言えば、ノーロード型こそが、これに該当します。

最初に手数料はかかりません!お安いです!と言われれば、「ああそうなのか。じゃあとりあえず買ってみようかな」となるのが日本人の心理です。

実際には、信託報酬や解約時の手数料も含めて「投資信託の手数料」なのですが、そこまで考えずに購入時の手数料のみで評価してしまう人が非常に多いのです。

結果的に、ノーロード型の投資信託はなぜか分からないけど凄く売れるので、金融機関も積極的にノーロード投資信託をつくります。

日本人は金融リテラシーが低い

そしてノーロード型の投資信託が流行っている理由は、そもそも日本人の金融リテラシーが低いことも挙げられるでしょう。

投資信託を購入する理由というのは、結局のところ、自分のお金を運用によって増やすためです。

その為には、以下の2つを考えなくてはなりません。

・ 投資信託の運用利回り

・ 投資信託の手数料(購入手数料+信託報酬+解約時手数料)

この2つの差が大きければ大きいほど、投資している方は儲かるわけですね。

しかし、投資信託の手数料は最初から決まっているので誰でも分かる一方、投資信託の運用利回りについてはある程度リテラシーがないと判断がつきません。

「このロボット分野に投資している投資信託って、どれくらい儲かるんだろう。。。?」

「この世界経済インデックスファンドっていう投資信託は、どれくらい儲かるんだろう。。。?」

営業員に色々な商品を出されても、いったいその投資信託がどれくらい魅力的な利回りをもたらすか、全く判断がつかないわけです。

さらに、日本人はリテラシーが低い上に多くの人がそれを自覚しているため、判断にあたって全く自信を持っていません。

「正直、全然分からないな。。。」と率直に思っているのです。

こういう人は、最終的にどこに投資するでしょうか?

それは、投資信託自体の利回りがどうなるかサッパリ自分で判断できないため、確実に判断できる領域である「手数料」というもののみで比較して最もメリットのありそうな投資先です。結果的に、ノーロード型の投資信託を買います。(笑)

このように、日本人の金融リテラシーが低いこと、また金融リテラシーの低さを自覚した結果自信がないことが、ノーロード型の投資信託の購入を促しているのです。

ノーロード型の投資信託にはどのようなデメリットが潜んでいるの?

さて、ノーロード型にはどのようなデメリットが潜んでいるか、と聞いてピンとくる人はいるでしょうか?あまり多くはないと思います。

まず、ノーロード型におけるデメリットを考える為には、どのようにしてこの購入手数料ゼロという形態が成り立っているかを考えることが大切です。

投資信託は、なぜ手数料をとるのか

投資信託が手数料をとる理由は、当たり前ですがそれによってビジネスを成り立たせているからです。

投資信託というのは、つまり「いくつもの投資先へ勝手に投資しますというサービス」と言い換えることが出来ますが、この商品が投資家の手元に届くまでにはいくつかの会社が関与しています。

まずは、投資信託を販売する会社。これは証券会社や銀行です。そして、この投資信託を作る会社。作るというのは、どのようなテーマで投資をするのか、どのように組み替えていくのかを考えていく会社です。

投資信託の手数料として投資家が払った3種類のお金は、これら販売会社(=証券会社・銀行)や、投資信託の組成会社(=アセマネ会社)へと分配されていきます。

販売会社もアセマネ会社も、工場をもってビジネスをしているわけではないので主に人件費としてこの収益を使っています

購入手数料をゼロにするとは、何を意味するのか?

さて、このような前提にたってみると、購入手数料をゼロにしてこの手数料を削るというのはどのような結果を生むかが見えてくると思います。

これは、単純に、投資信託を作り販売するにあたっての様々な人件費を削減するということに繋がるのです。

ただし、多くの場合、証券会社の販売員に落とすお金が直接的に減るわけではない(そうすると売ってもらえなくなる)ので、多くの場合は、投資信託を組成する会社の収益を減らして成り立っています。

つまり、どのような銘柄に投資するのかを分析するアナリストに払う費用や、また優秀なファンドマネージャーを雇う費用などを削っているわけです。

これにより何が生まれるかと言うと、「能力の低いサラリーマンファンドマネージャーが適当に組んだだけの投資信託」です。

さらに、投資信託として組成した後に状況をみて随時中身を組み替えるということが出来ない(アナリスト費用、人件費が出ない)がない為、結果として何かの指標に合わせただけの商品になってしまいがちです。

こういった、何かの指標にあわせた運用をする投資信託のことをインデックス型の投資信託と呼びますが、ノーロード型の商品を見てみると実際にほとんどがインデックス型になっているはずです。

つまり、ノーロード型といって手数料をむやみに削った先に待っているのは、投資信託として他者に運用を委託した意味が全くない、本末転倒な投資商品なのです。

ただより高いものはない、というのは投資の世界でも本当に的を得た言葉だな〜と、つくづく感心する次第です。

まとめ

以上。今回はノーロード型の投資信託がなぜ流行っているのか、そしてノーロード型の商品に隠された実態を解説していきました。

安かろう悪かろうというのは、投資の世界でも通用する考え方です。皆さんも目先の手数料だけに騙されず、良い運用利回りが出る投資商品を選んで下さい!

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