企業価値成長小型株ファンド(通称:眼力)は評判通りの投資信託んどなのか?投資家目線で徹底解説!!

企業価値成長小型株ファンド(通称:眼力)はAsset Management Oneが運用する日本株アクティブファンドです。名前から察するに小型株のグロース株に投資していることが分かりますね。

→ バリュー株(割安株)投資とグロース株(成長株)投資の違いとは?両者を比較しながらわかりやすく解説する!

 

名前の通りの運用ができていれば高いリターンができていれば高い成績が期待できますが実際のところどうなのでしょうか?

本日は眼力についてわかりやすく紐解いていきたいと思います。

企業価値成長小型株ファンド(眼力)とは?どんな投資信託?

まずは、眼力がどのような投信なのかを紐解いていきたいと思います。

投資対象は小型株の高ROE銘柄

眼力が投資対象とするのは小型株銘柄です。その中でも眼力が注目しているのがROEです。以下、目論見書の記載をご覧ください。

 

銘柄選定にあたっては利益成長による将来のROEの水準や改善に着目し、経営の健全性、 株価投資指標(バリュエーション)の割安度、期待される投資収益率なども勘案して決定し ます。

参照:企業価値成長小型株ファンド

 

ROEとはReturn On Equity(=株価収益率)はバフェットも注目している指標です。ROEは株主資本の何%の割合で利益を生み出すことができるかを表しています。

株主資本は100億円の場合、ROEが20%であれば純利益は20億円となります。株主からすると投下した資本から、どれだけ利益を出してくれるかを知ることができる重要な指標ですね。

 

またROEが高いというのは利益が指数関数的に上昇していくことを意味しています。生み出した純利益は株主資本に追加され、毎年純利益が指数関数的に上昇していきます。

結果として株主資本が100億円でROEが20%の場合、以下の通り株主資本は10年で5倍以上に上昇します。つまり投資家の資産が飛躍的に上昇していくことを意味しているのです。

 

株主資本 純利益
1年目 100 20
2年目 120 24
3年目 144 29
4年目 173 35
5年目 207 41
6年目 249 50
7年目 299 60
8年目 358 72
9年目 430 86
10年目 516 103

 

構成上位銘柄

眼力を構成している銘柄は2020年9末時点で59銘柄となっています。特に銘柄に大きな偏りはありませんが、構成上位銘柄は以下となっています。

 

銘柄名 ROE 構成比率
1 マクアケ 12.7% 2.9%
2 EDULAB 15.5% 2.6%
3 BASE ▲18.75% 2.4%
4 テラスカイ 18.0% 2.4%
5 Jストリーム 14.3% 2.4%
6 ヤーマン 10.7% 2.4%
7 すららネット 18.7% 2.4%
8 ギフティ 18.7% 2.3%
9 カオナビ ▲30.4% 2.3%
10 プロレド 12.58% 2.3%

 

BASEのように純利益がマイナスの銘柄をのぞいて、基本的には10%以上のROEを高い銘柄を選定していることがわかります。

また、BASEは純利益はマイナスですが、売上高は急拡大しており、おうすぐ当期純利益も黒転することが確実な状況となっています。

決算期 売上高
(百万円)
営業利益
(百万円)
当期利益
(百万円)
2017/12 1,147 -1,260 -1,268
2018/12 2,352 -791 -854
2019/12 3,849 -441 -459
2020/12 7,520 0 -55

 

結果的に株価は年初から急騰しています。ROEだけでなく利益の成長率が高い銘柄に投資をしているということがわかりますね。

 

BASEの株価推移

比較的高い手数料水準

投資信託を購入する上で重要なのが手数料水準です。眼力は以下の通り比較的高い手数料形態となっています。

購入手数料:3.3%(税込)
信託手数料:1.595%(税込)

アクティブ型の投信の中でも比較的高い手数料ですね。初年度は5%のコストがかかってきます。

→ ヘッジファンドの成功報酬型手数料体系を投資信託と比較しながらわかりやすく解説する!ハイウォーターマークとは?

 

投資信託「眼力」の成績とは?

それでは肝心の眼力の成績について見ていきましょう。

日経平均やTOPIXをアウトパフォーム

投資信託の眼力日経平均TOPIXを比較したチャートが以下です。

眼力の株価を日経平均やTOPIXと比較

眼力はコロナショック直後までは大幅に劣後する成績となっていました。

しかし、その後のリバウンド局面で米国を中心としてハイテク銘柄が堅調に推移して、日本でも小型グロース株のターンがきて急回復を見せて日経平均をも上回るパフォーマンスとなっています。

他の日本株中小型株グロース投信と比較

他のアクティブ型投信の中で同様の日本株成長株投資を行なっているファンドと比較してみます。

青:眼力
赤:ジェイリバイブ
緑:ひふみ投信

小型株成長株ファンドの成績を比較

最近は追い上げてきてはいますが、眼力は運用開始以降一貫してアンダーパフォームしています。

→ 【ジェイリバイブ】高リターンで評判のSBI中小型割安成長株ファンド(愛称:jrevive)の今後の見通しは?

→ 評判を集めるが近年相次ぐ暴落を経験し成績不調に喘いだ「ひふみ投信」を徹底評価!「ひふみプラス」との違いや手数料形態含めて紐解く。

 

あえて数ある投信の中から眼力を選ぶ必要はなさそうですね。

まとめ

企業価値成長小型株ファンド(通称:眼力)は日本株の中小型成長株に投資をするファンドです。

日経平均やTOPIXに比べると高い成績となっていますが、今年の5月までは劣後する成績となっておりボラティリティの高い成績となっています。

また、他の日本株成長株投信を行っている投資信託に比べて低い成績となっており、敢えて眼力に投資する妙味はありません。

安定したリターンを挙げているファンドについては以下ランキング形式でお伝えしていますので参考にしていただければと思います。

おすすめ投資先ファンド -BEST 3-

2020年から投資先としておすすめできるファンドを収益性・安定性・将来性の観点から、ランキング形式で紹介しています!

参考にして頂ければと思います!

2020年最新ファンドランキング

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